1. はじめに

 本アプリはMMDのように VRoid(VRM)でアニメーションを手軽に作って遊べる を目指したアプリです。本アプリを使えば、主に次のことを簡単に行えるようになります。

  • VRMに好きなポーズを撮らせてスクリーンショットを撮れる

  • VRMを、MMDやUnity、Blender等を使わずに一から動かしてアニメーションを作成できる

 本格的な3Dアニメーションアプリを目指したわけではないのでプロユースのような本格的な用途には向きません。そして本アプリで作ったアニメーションは(今のところ)本アプリでしか再生できませんが、Unityのエディタ上で直接作るより遥かに手軽にできるはずです。それからウェブアプリになっているため、ウェブブラウザでどこでも使えるのが特徴です。(技術的な面で制限がかかる機能もあります)

1.1. VRoid(VRM)とは?

 VRアプリケーションや3Dゲーム等で使われる、規格として統一された使いやすい新しい3Dモデル、それがVRoid(VRM)です。 VRMは3Dモデル規格・アニメーションツール界隈として世間に大きく貢献した、かの有名なMMDよりも仕様が整った形で 広く公開されており、汎用的に使いやすいのが特徴です。そして積極的に開発・運用が続けられていてサポート面でもバッチリです。

 対応アプリ数もMMDモデルに匹敵しているようで、今やAndroid/iOS等のスマートフォンアプリ、PCやVR機器のアプリケーションなど 多彩に活躍の場を展開しています。

 もともとVRアプリのアバターを想定して作られたそうですが、VRM単体で3Dアニメーションさせることも可能です。 Unityというゲーム作成環境ならば個人レベルでも、Unityのアニメーション機能でもってVRMの手足を動かして ポージング・アニメーションさせることができます。

 ただ、Unity導入・VRM読み込みライブラリの導入そしてUnityのアニメーション機能の取り扱いはなかなかに困難です。 アニメーションを制作しやすくするVeryAnimationなどのアセットを使わなければ(使ってもなお)敷居が高いでしょう。

 そういう現状を踏まえるとVRMにはソフトウェアとしてのMMDに匹敵するソフトウェアがまだまだ少ないのが一番のデメリットと 個人的には考えています。(あったとしてもUnityやその他アニメーションツールなど、大げさなツールでモーションを作らなければいけなかったりするのがまた面倒だったり・・・)

 そこで本アプリでは、作者の私自身がUnityでVeryAnimationなどのアニメーション作成支援アセットを色々試して断念し、 だったら自分が使いやすいVRM操作ライブラリ・アニメーション作成アプリを作って世間に貢献しようと思い立ったのがスタートでした。

注意

本マニュアルで表示しているVRMや写真のキャラクターおよびゲーム作品と本アプリ自体にはなんの関係もありません。当方が二次創作のもと自前で作成してサンプルのため使用しているだけです。ご了承ください。